浜下り(はまおれ)令和六年版@佐仁
今日は集落行事の浜下り(はまおれ)の日。
浜下れとは、もともと畑や田んぼの虫を捕まえて、それらを海に投げて虫払いをして(虫けらし)、そのまま浜で食事をする。という豊作を願う行事から始まり、集落ごとに浜でのお楽しみイベントに発展していった感じ。
舟漕ぎをする集落が多いみたいだけど、佐仁は山羊レースだったみたい。
そして去年はこんな感じで開催されていました。
今年も同じ感じで開催されるのかと思いきや、数日前の時点で当日が雨予報だった事を理由に、昼間の浜でのイベントは中止となり、夜の公民館での懇親会のみ実施となりました。
夜の懇親会の中で、昼間に予定していたイベントの一部を実施する、と。
「浜下り」という名称なのに、浜にも行かなくなっちゃった。
ちなみに今日の天気は”曇り時々晴れ”。
たまーにパラっと雨が降った程度だったのは、まあしょうがないね。
恐らく、今の浜下れの位置づけは「お楽しみ会」であり伝統行事ではなくなってきている気がした。
多数の集落人々は農作業をしているけど、虫が出たら薬で駆除するしね。
集落の老若男女が楽しめるよう、区長さん達が考えて開催しているんでしょう。
一応、懇親会の参加にあたって一人一品、料理を持って行く。(準備できない人は会費を払ってね)というのが条件であったのは、浜下れでの食事にあやかっている感じ。
「一重一瓶」と言って、家ごとにお弁当をお重に詰めて、焼酎を一本もって、浜で昼から飲んで食べてしてたのよー。夜公民館で飲む行事じゃなかったのよー。(チクリ)
「一重一瓶」と言って、家ごとにお弁当をお重に詰めて、焼酎を一本もって、浜で昼から飲んで食べてしてたのよー。夜公民館で飲む行事じゃなかったのよー。(チクリ)
外で食べるから美味しいのよねー。(チクリ)
コロナのお陰で、集落の行事としては開催されていなかった数年の間も、仲の良い人達で勝手に浜下れ開催していたらしい。ほんの2、3年前まで浜でお弁当を食べていたオバ達からすると、少し寂しい感じにはなっているんだろうな。
コロナのお陰で、集落の行事としては開催されていなかった数年の間も、仲の良い人達で勝手に浜下れ開催していたらしい。ほんの2、3年前まで浜でお弁当を食べていたオバ達からすると、少し寂しい感じにはなっているんだろうな。
時代と共に行事も変わっていく、というのを目の当たりにしているのでした。
ちなみに我々は、昨今の奄美でのコロナ再燃を考慮して、不参加。
そしたら、夕方の散歩で出会ったオバから、”きりぼしやさい”をいただく。
切干大根の煮しめ、ですね。
「今日は浜下れだからねー、料理を作ったのよ」
との事。
人々の中に根付いているモノはあるようでした。
そして、浜下れっぽく、海辺でちょこっとつまみ食いしたのでした。
この流木に腰掛けてつまみ食い |
ナル姉から |
ナオコ姉の手作り軽羹 |
ユカサンからトウモロコシとレモングラスの株 |
ハッシー
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