改めて残り一人のYMO@名古屋


坂本龍一さんとは、言葉を交わしたことはないが、幾度かすれ違っている。見掛けた程度。
高橋幸宏さんとは、お兄さんがプロダクションをされていたこともあり、会話もした。
細野晴臣さんとは、会ったこともないので、当然、お話しする機会もなかった。

もう2人は(書いている途中で午前0時に気付く・・・時既に遅し)亡くなられて、残るYMOは細野さんだけ・・・・

中学生時代、YMOことイエローマジックオーケストラの楽曲を耳にした時は、衝撃だったのを覚えている。どのくらい「衝撃」だったか?と言うと、ほぼ同じ年に聴いたジョン・ウィリアムスの「STAR WARS」のサウンドトラックと同じくらい・・・両極端だが、どちらにも驚きを感じた。

YMOについては、ファッションでもそう。

高校生になって、少し遅い「テクノカット」の真似もした。
その時は、散髪屋ではない、近所にあった「美容室」に通い始めた頃で、「テクノカット的な・・・」と生意気な注文をしたら、仕上がりが「スポック博士」みたいになったのを覚えている。(誰が耳の上部を切り込んでくれと頼んだ?)

もう一つ、ファッションで言うと、数年後に大学生となり、まだ兌換券がある中国に行った時、人民服を買いたくなったのは、まさしくYMOの影響だったと思う。

時代に衝撃を与える人って、与えようと思って企ててはいない。
でも、思っていない人に対して、厳しそうな「神」がいる気はする。
「お前、時代に影響を与えただろう」って神とは思えない判断を下しているかのような・・・

恐らく、坂本教授も幸宏さんも、そんな神に見つかって早々に鬼籍に入ったと思う。

その点、細野さんって、その神を潜り抜ける能力を持ち合わせている・・・と本気で思う。

そんな神様と不意に出会っても「私はそれほどでも」とか「あの二人が・・・」など謙遜や言い訳を特有の低い声を以て繰り出し、その場を逃れそうな感じがするのだ。

コンビニの本棚にあって、久し振りに買いたくなった「Pen」

・・・この本の中にどんな細野晴臣さんがいるのか?楽しみだ・・・

サトル
 

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