ハトコってどんな漢字? from大阪to名古屋・・・昨日のことだけど。

 【思いの丈をぶつけたら、今日はとんでもない長文になりました】

親から生まれる・それは兄弟、その兄弟から生まれる・それは従兄弟。となれば、次はその従兄弟から生まれる・それが「ハトコ」・・・トーナメント表で言えば、1回戦を「ハトコ」とすると、人数が多いほど、さしずめ「参加者が多いトーナメント」のようなもので、全て把握するのは難しい。でも親戚が多過ぎることも良いことだと、俺は思う。

ここまで来ると、親戚なんだけど「遠くの親戚より、近くの他人」のような感じもあるし、本当に親戚同士なので「ハトコ」同士が親しくなることも当然ある。
それはこのブログが証明しているよね。このブログこそ「ハトコ」同士で書いているそのもの。

ここ12ヶ月のブログの中で少し口籠もった言葉を書いて済ませたことがあった。
その伏せていた件は、今日話題にする「ハトコ」のことが起因だった。

因みに、ハッシー・ノンコと違う血筋(※この書き方は《どうなのか?》とは思うけど)の「ハトコ」

その「ハトコ」が、今、【緩和ケア(病棟)】に居る。

【緩和ケア】とは、その名前からも容易に推測できる「安らかな最期に向かわせる病院・施設」のこと。事実、そこにいること自体が【死】と向き合っているに他ならない。
義父の際の経験から思い起こしても、【死】が避けられないことが確実

昨日、その、お見舞い。
年齢・俺と同じ。
その「ハトコ」と我が家は「ハトコ」の子供同士も顔見知りというほど近い。

少し話題を変えるが、病院の面会って、コロナ以降無駄な規制が多い・・と思っている。

昨日訪れた病院も 俺すらが、少しは大目に見てあげてよと思うくらいの条件の様子。

同居・肉親・人数、その他諸々・・とにかく狭い条件に当てはまらないと会わせてももらえない。えっ?時間制限って???緩和ケアにもそれは必要?・・・って思う。個室でないと孫にも会えない・・・だから個室にした・・・等など。

事実、俺に付き添ってくれる筈だった「ハトコ」の妹は、俺と会う前、既に面会時間オーバーの「罪」で「その日・立入禁止」を看護師さんから告げられたらしい。

かと思うと、「ハトコ」が娘に買ってこさせたKFCのチキンフィレサンドを、まさに「喰らっている」時に病室に来た看護婦さんは「食欲ありますね」と笑っている。

・・・どっちやねん!!
大目にみるのか?規制するのか?せめて、どちらかに統一しようよ!


病室に入った時に「ハトコ」の姿を見て元気そうに思えたのは、「ハトコ」が化粧をしていたからなのだ。「ハトコ」の生きるための意地のようなものを感じた。
しかし、起き上がることは出来ず、電動ベッドの頭部を起こした状態で・・・

面会の制限時間ギリギリまで、喋った。
途中からは「ハトコ」の娘は気を遣ったのか?席を外したので、二人で話した。

ハトコは「おばちゃん(=オカン)に『なんで、こんなになるまで放っておいたん』って怒られたわ」と言う。
俺も同感だが、俺とオカンのダブル・ツッコミをしてはならないと思い直し 
「お前の覚悟があって、自分で決めたことなんやろ。俺はその覚悟を尊重するわ」と言った。ハトコは「・・・ありがとう」と

「ハトコ」の妹夫婦に新大阪駅まで送ってもらい名古屋へ。
新幹線の中で、とっさに出た俺の言葉が正しかったのかを考えた。

棋士の羽生善治さんの「指したその手が最善手」との言葉を思い出した。

そうだ!「ハトコ」にとっても、その時の「最善手」だったに違いない。
・・・そう思おう。・・・そう思うと「もっと抗え!自分の残りの人生、抗い続けろ!!」
心の中からエールを送った。胸と目頭が熱くなった。

病室での別れ際・・・初めて握手した。手が温かくて安心した。
ハトコ「セイコさんにお大事にって伝えてな」
俺「その言葉、そのまま返すわ!」笑って病室を出た。

セイコさんは、昨日の朝、風邪気味だからと大事を取って休日診療所へ
そこでコロナに感染していることが判明。
一緒に行くための安心を得るための診察が思わぬ結果に・・・だから一人で電車に変えた。

来月9日に大阪で打ち合わせがあるので、その際にセイコさんと一緒にもう一度行こう!
それまでは、チキンフィレサンドでもモスバーガーでもかっ喰らってでも抗い続けてくれ!・・・今日は書いていても、じんわり涙が出る。

ところで「ハトコ」って、漢字では「再従兄弟」って書くらしい。
読み仮名の「音の数」より、字数の多い漢字ってどうなの?

今日は、この「オチ」が精一杯。

サトル

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