雨戸@龍郷

昨日の佐仁

今日の龍郷

千秋って…、見た目通り人を使うの上手なんだね…。


ウッチー家の立替えがそろそろ始まりそうです。
この家は、築50年以上経つ、所謂古民家。
家が石の上に乗っかっている頃の作りで、歪み、隙間上等な感じ。

ほら、石の上に乗っかっている

自分からすれば、趣があってずっととっておきたい物件だけど、実際住んでいる人たちには色々不便、不具合があったようで、完全に家を壊し、新しい家を建てる事になっている。雨漏りや、ネズミ騒動やら、色々とあったようです。

来週火曜日には工事着工、という事で、その前にもらえる建材を貰いに行った。
といっても、雨戸だけだけど。

改めて家を眺めてみると、柱は見たことない感じのきめの細かい木目が入った固い素材。
恐らくは、名柄の高倉の柱と同じイジュなんじゃないかと。 
どの柱もこの材が使われていて、とても硬くてツルツルで気持ち良い。

ツルツル感はなかなか伝わらないかなー

柱も床材も筋交いも、恐らく奄美の木材が使われているんだろうと想像。
あの家が建った頃、島外から木材を運んで家を建てられる人は限られていただろうし。

補強プレートを打ち付けたりではなく、木を組んで作ってあるから、家が歪んでもなんだかんだバランスを取っている感じも、経年に対する先人の知恵なんだなー、なんて思いにふける。

四隅にこんな感じでズレがあり歪みを補完している、様に見える

この先人の知恵や工夫の詰まった、オール奄美の材料で作られた家を目の前にしても、いわゆる世間さまがしているエアコンのある、気密性の高い、ネズミの出ない家での暮らしをしたいウッチー家とは、改めて価値観の違いを感じたのでした。
そういう意味でこういった価値観の違う人達と至近距離で付き合えるのって、他人と結婚してるからこその経験だよな、とも改めて思った次第です。

雨戸搬出

価値観の違い、という所で、ほぼ無理矢理繋げると、マモル兄ちゃんは今日から奄美入り。
以前にも書いた通り、ヒトシ兄ちゃんが全てのアレンジをしているようで、こちらには漏れ伝わった情報しか入ってこない。

そして、これも前にも書いたけど、親戚一同集めてどんちゃん騒ぎしたいイサオさんだったけど、ヒトシ兄ちゃんにはその考えが無く、ヒトシ兄ちゃんが予定していた家族で屋仁川飲みの席に、何とかイサオさん、スエコさん、スミタカ兄ちゃん、コーイチ兄ちゃんを食事の席に加える事が出来たくらい。

イサオさんからは、「島の人は、お客さんが来れば皆で集まってどんちゃん騒ぎするのだ」と聞かされていたけど、必ずしもそういう訳ではない、というのが分かったのは、ちょっとありがたかった。
やっぱり個人個人、それぞれ違う考えがあるよねー。
今回でいうと、どんちゃん騒ぎ好きなイサオさんと、特にそれを求めていないヒトシ兄ちゃん、というだけの話だったという事で。

そんなこんなで、今回はマモル兄ちゃんと会う事ないだろうな、なんて思っていたけど、なんとウッチー家で作業している所にヒトシ兄ちゃんとマモル兄ちゃんが参上!
近くに来たから寄ったらしい。
当然、家主おらず、何故か我々がお出迎え。
しかも家の荷物はほぼ搬出され、庭の草木は全部抜かれた状態の工事直前の家で!
まあ、面白い偶然ってのはあるもんだ。

そこで判明したのは、今回の旅程は、ほぼヒトシ兄ちゃんのやりたい事だったり、ヒトシ兄ちゃんの用事に付き合わせてる、という風に聞こえた。
これってまさしくイサオさん、マーコ姉ちゃんの「自分が良いと思ったものを相手に強く勧める」系統。
しっかり血筋を感じたのでした。

庭の苦瓜

お隣の畑から前回の草刈り御礼が続いていた

ミッチャン姉畑の公認収穫

ミノル君の釣果マルっといただきました!


ハッシー

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