ショー(佐仁)人参@佐仁



確かに、「餓鬼」とは良い表現。
餓鬼にはなりたくないもんです。
何事も無理は良くない。
自然の流れに近い形が理想だよねー。

昨日は集落の月例会議「常会」があったから参加。
そこで色々話題はあったけど、最後にあったのが「佐仁人参を皆さんで作りましょう」。

大島北高校生が研究対象にしたり、大学の先生が伝統野菜として取り上げたりした関連で、集落の一部の人々が佐仁人参を意識して作り始めた。
昔から「種まきは七夕(旧暦)」と言われていたようで、
今年の七夕の8/22に向けて、集落の皆さん佐仁人参の種を蒔きましょう。種はありますよ。
という話。

大学の先生=偉い人 から「お墨付き」を貰ったことで、盛り上がっている人々。
将来的には佐仁を盛り上げる起爆剤になるんじゃないかと、期待してたり。
佐仁人参を農作物として出荷、ゆくゆくは加工品だったり、佐仁人参を使った料理だったりを売り出せるかも、みたいな皮算用をしている様子。
なんだか昨日の「餓鬼」とちょっと似た感じがした。

我々的には、ちょっと冷めた目でこの流れを見てます。
集落の話を聞いていると、佐仁の70年くらい前は「陸の孤島」だったそうで。
今みたいに道路も整備されてなかったから、隣の集落に行くのは船か獣道を山越え。
当然、自給自足な生活を送っていたそうです。
立地的にも最北端の集落だから人往来もほとんどなく、独自の文化が出来上がってた可能性が高い。
っちゅうか、佐仁の言葉がまさしくそうらしく、笠利町の中心、赤木名の人でも佐仁の方言は聞き取れないそうだ。
タイトルのショー(佐仁)人参も、佐仁の外の人には佐仁って言うけど、本来「佐仁」=「ショー」なんだって。どうしたら佐仁になるんだろう?

となると、佐仁独自の野菜、食文化ってのもあり、それら集落のオジ、オバ(70以上)に聞けば色々出てくる。
食文化に欠かせない食材も当然独自の物になるはずで、人参だけじゃない。

今の盛り上がりで佐仁人参ばっかり作るようなっちゃうと、他の佐仁独自の食材が無くなって行きそうな勢い。
いざ佐仁人参を含めた佐仁伝統料理を作ろうとなった段階に他の食材は無い、という事態になりそうだなー、と思ったりした。

なので、常会では
「他の佐仁伝統野菜もあるなら、それも意識して作る様にした方が良いとおもいます」
てな感じの発言はしておいた。

ただ、常会を仕切る区長さんが「餓鬼」状態なので、
「なにか種持っている人は連絡ください」
とまとめられ、雰囲気的には軽く終了。

今のところ佐仁人参はとりあえず安泰そうだから、我々はそれ以外の佐仁野菜を探してみようかな。

段々増えてきたササゲ


最後のトモ兄の時計草

勝手収穫!

そろそろ夏野菜が本格的に無くなりそうな雰囲気。
勝手収穫してる株たちも、早々に倒されちゃうみたい。

ハッシー

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