種は食わん@佐仁
遅ればせながら「みやけ」さん、我が家の移動遍歴を捉えておりますね。
さすがに中国の住所、そして、中国に行く前の住所までは知らないだろうけど…。
そうやって知らぬ所で「個人情報」というのが蓄積されているんだねー。
そんな今住んでいる奄美で、住んでいるからこそ色々分かってくる事もある、というのが今日の話題。
佐仁の皆さんから色々農作物をもらったり、畑を見せてもらったりして徐々に気付いたこと。
恐らく、ここの方々、もともと食材の保存というのは、あまりしていなかったのかなー、と最近思うのです。
今でこそ”冷凍庫”という文明の利器があるから、怖ろしいほどの食材が保存されている。
ちゅうか、皆さん冷蔵庫や冷凍庫を複数台所有してる…。
そこで冷凍保管されているのは、肉類、魚介類、蒸した田芋、切った冬瓜、茹でた不断草、タンカンを絞ったジュースや、ジャム。冷蔵庫には切干大根(カビ防止)、野菜室には来期の為の種が大量に。お客さん用に、内地に送る用にと、多めに入手したものを保管している感じ。
で、冷凍庫が無い頃は、基本高温多湿の奄美だから、きっと食材の保存という概念があまり無かったのかと想像してます。
そういう考えに至った背景
- 小豆は柔らかいうちに収穫
- そのまま米と一緒に柔らく焚いてお粥にする
- 空豆やささげはさやが緑色のうちに収穫
- 「枝豆を植えた」と言うと通じるけど、「大豆を植えた」と言うと通じない
(我々的には同じものだけど)
- 大蒜(ニンニク)は、基本的に葉の部分を食べる
- 大蒜の根の部分は、葉を食べる際に一緒に食べる
- 大蒜の根の部分を食べる場合は漬物にする
- 小豆や空豆、ささげが少しでも硬くなったら「種になった」と言い
- 来期の種として保管するのみで、それ以外は捨てられる…
という事で、話を聞く限り、豆類は(鞘が)柔らかいうちに食べる物、食べる部分は豆だけど。という感覚みたい。
我々のように乾燥した豆を保管しておいて、食べたいときに水で戻して調理、という事はしていないような気がする。
大蒜も漬物という形で保存されているようだけど、内地で見るような乾かした大蒜の状態にして保管される事は、来期の「種」の用途以外では無いみたいです。
きっと通年何かが採れる気候だからかなー、と安易に想像しています。
我々の受け身的な佐仁生活では、佐仁の限られた人たちとしか繋がっていないから、これから年月を経て繋がりが増えたら、また何か新たに分かるかもね。
もしくは、この限られた繋がりのまま行くかも。
まあ、それはそれで。
ハッシー
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