黒糖焼酎についての私見@佐仁
もともと島ではサトウキビで蒸留酒を造っていた。
戦後にアメリカ領から日本に返還された際に、サトウキビ酒だとスピリッツ扱いになって酒税が高くなる。
という事で、酒税の安い焼酎に合わせるべく、最初の醸造段階で米麹を使う事で焼酎とみなして、更に本土復帰後の経済優遇政策の一環で奄美群島でだけで作ることを特認された「黒糖焼酎」というものが出来あがった。というのが自分の理解だった。
そもそも、島で米は作っていたけど、土地が限られているから主に食用。多分。
サトウキビは育てやすい作物だし、汁が甘いから醸造してアルコールを作るのに適していた。
酒造りにわざわざ米を介在させる必要は全くなかったのです。多分。
昔ながらのサトウキビ汁で作ってる豪気な酒造はこちら
昔ながらのサトウキビ汁で作ってる豪気な酒造はこちら
そして、米の醸造後に「黒糖」を使って二次醸造をするんだけど、仕込み前に黒糖を一旦溶かして黒糖汁(薄い黒蜜?)にしたものを醸造用タンクに入れる。
ちなみに黒糖を作るには、サトウキビ汁を煮詰めて黒蜜状態にしてから、にがり的な物を入れて固める。
黒糖工場に行って黒蜜を見た時、この黒蜜をそのまま醸造タンクに入れればいいのでは?と思い酒造の人に聞いてみたら、それをするとスピリッツ扱いになるから駄目。と言われた。
サトウキビを絞った汁そのまま、若しくは煮詰めた蜜でもアウト。固まった状態の黒糖から仕込まないと駄目なんだそうで…。
それでいて、酒造の人たちは出来るだけ黒糖の香り出そうと、試行錯誤をする。
一部、香付けの為に黒糖を直接醸造タンクに入れるんだけど、その際、出来るだけ細かくなるようハンマーで叩く、とか。
黒糖の香りは熱を入れれば入れる程無くなるんだとか。
ちゅうか黒糖の香りってつまりはサトウキビの香りだよね?
黒糖作るために、どんだけ熱入れてんねん?
さらにその黒糖を溶かすために熱入れているし?
実際、サトウキビ酒であるラム酒だったりカサーシャを呑んでしまうと、黒糖焼酎の優位性がよく分からなくなる。
やっぱりサトウキビ酒はしっかりサトウキビの香りがするよねぇ。
いくら社割で黒糖焼酎を安く買えるようになったとはいえ、カサーシャのこれに勝るコスパは無い、と言える。ブラジルの皆さん有難う!
ガツンとサトウキビの香りと味で、さらに安い。
島に住んでいる限り、島の料理と島の黒糖焼酎の相性は良いから、そこは違和感なく呑める。
ただ内地だったり国際市場での黒糖焼酎の立ち位置は、、、未だイメージ出来ていない。
まあ、今は製造側の立場であって営業では無いから考える必要は無いんだけどね。
という事で、ここで働いているうちは、社割で安く黒糖焼酎を入手して島の料理と併せて堪能する事にします。
| ようやくアオリ塗り終わり |
ハッシー
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